【書籍レビュー】人財トランスフォーメーション

こんにちは、キャプテンです!

今回は、人財トランスフォーメーションという本のレビューをしていきます。

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書籍選択理由

今回僕がこの書籍を選択した理由は、2点あります。

1点目は、前作である「Digital-Oriented革命」を読み、著者の考え方に非常に共感したからです🔥。そのため、新作となる今回の「人財トランスフォーメーション」も気になり、販売当日に買ってしまいました!

2点目は、僕が就活中であり、変化が激しいこの世の中で企業を選択する上での指針にしたかったためですね。(もっと言いますと、行きたい企業は決まっているのですが、人財の面で解像度を高めたかったからです😁)

今回書籍を読むうえで、
・人財X(トランスフォーメーション)について自身の言葉で語れるようになる
・僕が志望する企業の求めている人財像から自身に足りないことを認識する

ことを、到達目標としました😊

それでは、早速書籍についてまとめていきます!

書籍について

※書籍の内容を、自身の言葉でまとめてみたものになります。一度僕の頭で理解してから記述しているため、原著と異なる箇所がある可能性があります。予めご了承願います。

人財Xの全体像について

まず、人財Xの全体像についてまとめていきます。上の図にまとめてみましたので、照らし合わせながら見てください👍。

一言でまとめると、人財Xとは、
現状の人財を経営戦略・パーパス・経営理念・時代背景から定義した求める人財像に変革すること
と述べられていました。

外部環境の変化に基づいて、経営戦略が策定され、その経営戦略から求める人財像が決まります。しかし、現状の日本の人財戦略においては、この連鎖が隔離されています🤔。

まず、1つ目に外部環境→経営戦略の連鎖。日本企業は、高度経済成長期において『大量生産・改良』により大量に売れたという大きな成功体験があります。しかし、その成功体験が大きすぎて脱却できない状況となっています。日本企業は経営戦略ではなく製品戦略ばかりを行ってきたのです。そのため、外部環境→経営戦略という1段階目の連鎖を止めてしまっています😥。

続いて、2つ目の経営戦略→求める人財像の連鎖。こちらも、成長期の日本において経営戦略を問い直す必要がなかったため、人財像を変える必要がありませんでした。そのため、過去の求める人財像がいつしか暗黙の了解となってしまったのです😫。

求める人財像とは?

上述のとおり、日本企業は人財像について考えることなく、時を過ごしてきました。大量生産時代においては、とにかく人材を大量に採用することが求められました。求められたこととしては、均質性、正確性、汎用性などですね。そして、先ほど述べた通り、過去の成功体験が大きすぎて転換することができなくなってしまっているのが現状です😣。

ただ、時代が変わり、今は『変化への対応が求められる時代』となってきました。この時代においては、求める人財像におけるスキル、マインド、人間力が過去と異なります😐。

スキル: デジタル知識や専門知識
マインド: 挑戦・自己変革
人間力: アイデア力やリーダーシップ

このように、求める人財像と現状の人財像にギャップが生じているのです。

人財像のギャップをどのように埋めるのか?

では、求める人財像と現状の人財像のギャップをどのように埋めていくのか?🤔

それは、上の図のような
・リスキリング
・評価制度改革
・パーパスのすり合わせ
を行うことです。

そもそも、欧米の市場はジョブ型雇用であり、人財の流動性は非常に高い。これは、経営戦略に紐づいた人事戦略が行われているからであり、日本が同じことをするのは不可能に近いです。また、日本の人口減少もあり、自社の求める人財像に一致する人物を市場から見つけ出すのは、非常に困難になっていきます😥。

そのため、欧米の人事制度とは異なった、日本型人事制度を取り入れるべきなのです。

すなわち、現状の人財を自社で育てていくのです!

もう少し詳しく述べると、
・育てる
・多様なキャリアパスの提示と支援
・能力・成果主義の徹底
を行います😁。

これにより、既存の社員の方々を自社の求める人財像へと近づけることができるのですね😂!

どのように人事戦略改革を行うのか?

では、どのように人事戦略の改革を行うのか?
書籍では、心・技・体の3つが大事だと述べられています。

まず、心。これは、パーパスや戦略をトップが大量に発信することですね。それにより、社員がパーパスを自分事化するようになります。また、経営層→管理職→一般社員と対話の連鎖を作り、相互理解を深めあいます😊。

次に、技。これは、縦軸と横軸の連携を行うことを意味します。
縦軸: 戦略- 人財像- 制度
横軸: 採用、育成、配置、等級、評価、報酬、代謝


最後に、体、。これは最も大事だと書籍では述べられており、行動の変化を促す仕組みづくりをすることです。例えば、「自分の今や目指すキャリアを先輩社員と議論する時間を定期的につくる」ですね。このような仕組みづくりをすることで、習慣が作られ、文化が作られます😁。

また、変革受容には以下の4つの壁があり、これらの壁を乗り越える必要があります。
認知→理解→納得→行動する勇気→行動→継続


さらに、人財Xのゴールは「組織文化の変革」と述べられており、ものすごく腑に落ちました👍。

To Do

この本を読んで終わりではなく、就活生として、自身が志望する企業の求める人財像と現状の自分のギャップはどこにあるかを特定しました。

・本質の見極め
・スピード&クオリティ
・テクノロジーの理解&利用
・素直さ

本質の見極め

ここ最近で最も足りていないと感じたことが、この本質の見極めです。

僕自身、スピードを意識しながら過ごしているあまり、じっくりと腰を据えて考えなければいけない場面でも、それらしい結論を作り上げて終わりにしてしまう癖があります。表面的な調整だけでは、問題解決にはつながりません😣。

そもそも、なぜスピードばかりを追い求めてしまうかというと、理由は2つあります。

1つ目は、単純に生き急いでしまっているからですね😥。僕は浪人して大学に入り、修士まで進んでいるため、周りの同い年の学部卒の人は社会人2年目なわけです。かたや、自分はビジネスの世界を経験したことのない、ただの大学院生。そこに焦りを感じていました。

ただ、焦っても仕方がないことで、あと1年半は大学院生活があるわけです。それなら、入社する前に大学院の生活で何ができるのか?を徹底的に考え抜いていきます。

今まで理想と現実のギャップの認識を軽くしかしてこなかったため、あれもこれも必要だ💦!ヤバイ!!と自身を急かしてきました。そうではなく、理想と現実のギャップを定性・定量面で理解し、優先順位をつけて一つずつ課題をつぶしていきます。今までは、得体のしれないゴールに向かって突き進んでいましたからね😓。また、決めた一つの課題をつぶしていくために、取り組むことの要件定義を毎回行っていきます


2つ目は特に会話のときなのですが、コミュ障だった過去の経験から、なんとか会話のテンポを保ちたい!空白の時間を作りたくない😫という思いが潜在的に刷り込まれてしまったからです。

僕はよく会話が上手だと褒められるのですが、実は高校生まではコミュ障で会話が嫌いでした。理由は吃音持ちだったからです。(こちらについては、どこかの記事でまた詳しく書きますね😊)しゃべるときは声がつっかえるし、そもそもコミュ障で会話も盛り上がらないから、会話の空白の時間は地獄の空気でとても嫌いでした。それでも、会話の本を10冊以上読んで、何とか会話がスムーズにいくようになりました。

今では、会話に全く抵抗はなく、何なら会話大好き人間になりました😁。ただ、昔の名残からどうしても空白の時間を作りたくなく、相手の話を深く理解しないまま頷きながら会話をしています。

学生まではこれで良いのですが、社会人ではダメです!相手と腰を据えて話すことで、物事の本質が見えてきますし、深い議論ができます。自身の過去が生み出した癖を自分で理解をし、相手の発言や周りの現象を腰を据えて理解することを行っていきます👍。

この話は、次のスピード&クオリティと素直さに繋がりますね。

スピード&クオリティ

スピードは他人よりも勝っているのですが、クオリティが劣ってしまう傾向があります。理由は上述の通りです。スピードとクオリティのバランスが非常に大切になるため、まずは強制的にクオリティを意識して取り組み、その後バランスを整えていきます。腰を据えて考える時間を強制的に設けることが大事なように思えますね😊。

テクノロジーの理解&利用


僕が志望しているのはマーケティングDXなので、ビジネスやマーケティングにおいてテクノロジーをどのように用いるのか?を書籍を通して学んでいきます。特に、SEOを用いないウェブマーケを学部時代に一人で行っていましたが、SEOに関する知識は皆無なので、重点的に学んでいきます😀。

また、研究室ではDXの予算を使える立場にあるため、書籍やセミナーを通した機械学習のインプット、自身の研究を通して実際に機械学習を用いたアウトプットを行います

せっかく恵まれた立場なので、積極的にインプット&アウトプットしていくぞぉぉぉ🔥

素直さ

こちらも、上述の通りですね。僕は今まで空白の時間ができないようにテンポを意識して、会話をしてきました。そのため、相手が自分の知らないことを述べても、知ったかぶりしてニコニコ頷いていました。なぜなら、「知らない」という発言で会話を止めるのが怖かったですし、自分のことを無知だと思われたくなかったからです😣

しかし、それでは深い会話は生まれませんし、相手との深い絆も生まれません。浅い会話、繋がりで終わってしまいます。これは何度も経験してきたことなので、身に染みて分かります。

解決策としては2つあります。1つ目は、相手に無知だと思われるのが怖いのならば、インプット量をもっと増やすことです。最近はinitialなどを用いてビジネスの知識をインプットしていますが、それまではしてきませんでした。インプットしていないから知らないに決まっているのに、無知と思われるのが怖い!とおびえているのは、おかしな話ですね🤔。これだけ日々知識を増やしているのに、まだ知らないことがあるんだ!教えて!くらいのマインドになれるように、知識を入れていきます!

2つ目は、知らないことは知らないと言うことです。単純なことですが、上記の1つ目の解決策を実行しないと、こちらは実行できないでしょう。だから知識量を増やして、それでも知らないことは認め、素直に相手から吸収するようにしていきます。これに今のうちから気づけて良かったです!😊

まとめ

ということで、超長くなってしまいましたが、書籍「人財X」と自身のTo doをまとめてきました。私の中では概念的にボヤっとしかイメージできていなかった人事戦略を、見事に言語化してくださった本なので、出会えて非常に良かったです😁。

就活生、会社で働いている方々など、自身のキャリアを考える上で役立ちますし、日々の仕事においても役立つと思います。

何も見ずに自分の言葉で語れるように、あと3周は間違いなく読む本ですね!

全力でおすすめしますので、ぜひ読んでみてください!😊

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